3人目は高齢出産3回目帝王切開で、卵管結紮について考えました。
担当の先生に「もったいない、まだまだ産めるよ!」と言われ4人目も希望したら生めたかもしれませんが、帝王切開時の卵管結紮のメリット・デメリットを調べてみました。
帝王切開時の 卵管結紮のメリット・デメリットは?
卵管結紮(らんかんけっさつ)は卵管を縛ったり、切り離したり、レーザーで焼いたりして、生殖機能をなくし、避妊を目的とした手術です。
卵管結紮って何?卵管結紮を行うことについてのメリット・デメリットを調べてみました。
卵管結紮とは?
避妊手術の方法の1つです。卵巣から卵子を子宮に運ぶ卵管を切断して縛ります(結紮)複雑な手術で腹部の切開を必要とし、全身麻酔または区域麻酔で行います。予定帝王切開手術の場合は赤ちゃんを取り出して子宮の縫合などをした後に行われます。最近は腹腔鏡を使って、腹部を小さく切開して行われることもあるようです。
卵管結紮の5つのメリットは?
- 避妊手術の中で卵管結紮は妊娠しない確率が高い。
- 卵管結紮後は妊娠の心配がなく、性生活が充実する。
- 卵管結紮の後遺症、副作用がほとんどない。
- 帝王切開と一緒に卵管結紮を行う場合は金銭的・身体的にも負担が少ない。
- 卵管結紮後は他の避妊法の併用は原則不要
卵管結紮のデメリットは?
- 卵管結紮後は今後妊娠を希望しても自然妊娠は望めない
メリットとデメリットを考えて夫婦で相談した結果卵管結紮をするようになりましたが、先生の反応は予想外でした。
30代高齢出産、帝王切開3回目はまだ若い
私が、妊婦検診の時に先生に「帝王切開の時に卵管結紮をお願いします」
と伝えました。すると先生の反応は?
「もったいない。まだ若いのに・・・まだまだ産めるよ。」と
残念そうな顔をしました。私の予想では
「そうですよね。3人目ですし、高齢出産ですし、次妊娠すると、高齢出産の4人目帝王切開になってしまって、リスクも高くなるので、今回は避妊の確実性を高める為にも卵管結紮をするという選択肢はいいと思いますよ」
というような事を言われると思っていました。
しかし卵管結紮をしなければ、4人目を授かれば帝王切開で、高齢出産でも可能というお言葉をいただいたのです。
40代高齢出産で帝王切開4回目も出来た?
先生の予想外の言葉と反応にちょっと嬉しかったんです。
4人目は希望してはいませんでしたが、帝王切開は3人までと聞いたことがあったので、医療技術の進化にすごい!と単純に嬉しかったのと、まだ、若い!という言葉、高齢出産の3回目帝王切開の私に、まだまだ若いのだから、望めば、帝王切開で4人目産めるんだよ!という言葉に、3回目の帝王切開が不安に思っていた私に勇気と自信を与えてくれました。
「帝王切開3回目だからね。大丈夫ですよね。」と看護師さんに言われたりしましたが、「そうですよね」とは言いながら心の中では
「大丈夫なわけないじゃん!3回目でも心配だし、不安だし、今回は息苦しくないかな?ちゃんと息出来るかな?」と2回目息苦しくて苦しかった不安が蘇ります。
子供たちは4歳年の差なので、同じように4歳差で授かるとしたら、40代です。
その頃にまた赤ちゃんが欲しい!と思うかもしれませんが、産んだら何とかなる!
かもしれませんが、現時点で経済的にも厳しく体力的にも厳しいので卵管結紮をすることに決めました。
卵管結紮を迷っている・卵管結紮をやめる?
先生と話した後、廊下の椅子に座っていました。その時の私の顔が卵管結紮をどうしよう・・・辞めようか迷っている顔にみえたのでしょうね。
先生に付き添っていた看護師さんに言われました。
「迷っているのなら。卵管結紮はやめてもいいんですよ。まだ、決めるまでに時間があるから、よく考えて下さいね」と言われました。
卵管結紮の不安な点
卵管結紮は希望していました。しかし卵管結紮をする不安な点が1つだけそれは・・・
2回目の帝王切開の時に途中から息苦しさと吐き気がすごかったのです。
絶飲・絶食だったので吐くものはないのですが、あまりの吐き気と息苦しさに白目になりそうでした。
卵管結紮にかかる時間は約10分です。2回目の帝王切開にプラス10分間息苦しさと吐き気に耐えるのか~。と考えている姿が看護師さんには卵管結紮を悩んでいるように見えたのだと思います。
卵管結紮を後悔しない為に
先生に言えない事でも看護師さんになら言える、助産師さんになら言える事って多いと思います。そこで、2回目の帝王切開の時に息苦しくて、吐き気が強かったので、それが10分長くなると思って心配になった事を看護師さんに伝えました。
卵管結紮で心配な点
看護師さんに卵管結紮の手術自体を迷っているのではないという事が伝えられました。
そして、3回目の帝王切開では、息苦しくならないように、吐き気が強くなりすぎないように、麻酔の量、ベッドの角度に注意してもらえるとの事でした。
私の場合は、主人と相談した結果、卵管結紮をした方が良いという結論でした。
卵管結紮後は100%妊娠しない
避妊確率が高い卵管結紮手術をしても100%妊娠をしないとは言えないようです。100%の避妊はできないようです。稀に妊娠する人もいるようです。
卵管結紮にかかった費用と時間
出産に関係なく手術をすると14~15万円かかるらしいのですが、帝王切開の時に行うので私の場合は10万円ほどでした。
私が選んだ病院は帝王切開時の卵管結紮費用としては高い方です。
帝王切開時の時の卵管結紮費用は1~5万円前後が多いようですが、病院によって
差があるようです。
卵管結紮その後体調
私の場合は1年経過しましたが、卵管結紮を行う前と比べて体調は変わりません。
体調が変わったという方もいるようですが、卵管結紮をしなくても産後体調の変化を感じる方も多いですし、卵管結紮が直接関係しているかどうかもわかりにくいかもしれません。卵管結紮後の整理は卵管結紮前と同じです。特に変わった様子もありません。
卵管結紮後妊娠したい時は?
卵管結紮をした後もさまざまな理由でやっぱり卵管結紮をしない方がよかったと思う人もいると思います。時間の経過で状況が変化して気持ちの変化があるのも理解できます。そんな時はこんな方法があるようです。
卵管を再通過する手術
技術的に卵管の再通過手術が可能であるものの、切断部の距離や癒着など問題点もあるようです。通過手術が出来たとしても卵管の通過性だけでなく卵管機能の回復も必要です。女性の年齢が若くこの先複数の妊娠を望む場合に勧められる治療法のようです。
体外受精
卵管結紮をしてもまた妊娠を望む時は体外受精を選ぶ人が多いようです。
手術の結果を待つ必要がなく短期間で妊娠が可能なようです。しかし、年齢と共に妊娠の可能性が減少するので決断をしてから治療開始を遅らせないようにするのがポイントのようです。
もし、私が卵管結紮をしたけど何らかの理由で妊娠を希望する場合は体外受精を選ぶと思います。
卵管を再通過する手術を受けるにしては年齢が高いですし、開腹手術をしなければいけません。4回目お腹を切るようになります。
そして、運よく卵管が通過して妊娠したとしたら、4回目の帝王切開が待っているわけなので、お腹を切るデメリットなどを考えると、卵管結紮後、妊娠したいと思ったら体外受精を選びます。
卵管結紮に対するまとめ
卵管結紮については産婦人科の先生の考え方にもよると思うのですが、3人目高齢出産帝王切開、4人目高齢出産帝王切開だとしても子宮の状態などがよければ出産が可能なようなので、出産希望でしたら、卵管結紮をしない方がいいですね。
私は、不妊治療で卵管鏡下卵管形成術を2回行って、卵管を通す手術をしたのに、卵管を縛って避妊するという事にすごく罪悪感もあり、迷いました。
しかし、現在は卵管結紮の手術をしたことを後悔をしていません。
3人の子供たちを育てるので金銭的にも肉体的にも精一杯ですし、3人の教育費だけでも大変です。一生懸命、頑張って仕事をして貯めているところです。
1人目が生まれる前、不妊治療中に自宅兼店を建てて独立をしたいう理由もあり、3人共1歳未満で保育園へ通っています。
卵管結紮をしなければ、40代でまた赤ちゃんが欲しいと思った時に自然妊娠出来たかもしれません。産みたいと思う時があるかもしれません、その時は、体外受精がいいようですが、たぶんないと思います。
私の場合は、そう考える間もなく毎日の仕事・家事・育児でいっぱいいっぱいだと思います。
迷っている方は、旦那さん、看護師さん、先生にも相談して下さいね。
あなたが、卵管結紮で後悔することのないように・・・少しでも参考になればと思います。
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